銀座で働く私にとって、とても身近だった “六本木” の懐かしい風景を探しました。
概ね変わってしまっていて、すぐ横には「六本木ヒルズタワー」がそびえ立っているにも関わらず、私が約三十年前に住んでいた、元麻布のマンションが今も健在でした♪
麻布十番が “陸の孤島” と呼ばれていた時代のことです。
銀座からの帰りはいつも、「アマンド」を右手に「いも洗い坂」をだらだらと下りてゆき、突き当りの信号手前には「あべちゃん」という赤い提灯の焼き鳥屋さんがいつも混んでいて、四つ角の右手には「スェーデンハウス」という大きな建物が有って、それが見えたらもう左手には麻布十番の商店街の入り口になります。その手前の坂に有るのが私の住処・・・今も変わらずそのままに、佇んでおりました。懐かしくて、つい笑顔になっちゃいました♪
スェーデンハウスは無くなり、テレビ朝日や六本木ヒルズタワーがそびえ立っているのにマンションの有る一角だけが変わらず有るのです。まるで私の散歩を待っていてくれたのかと思えるほどに、そのままでした。
十番商店街は、その頃は昔ながらの旧いお店が並び、昭和の温かさの残る雰囲気の下町風景がありました。今はお洒落なお店が多く並んで綺麗になって、思わず入ってみたくなるお店も多かったです。
有名なタイ焼きやさん「浪花家」は昔と同じ変わらない味で、現在はご主人は四代目になるそうですが、従業員の人数が増えて、二階にいらっしゃる様で焼き場にはたってませんでした。
当初は、焼いてる場に若いご主人と二人、テーブル席に一人。 合計三人くらいで切り盛りしていたかな・・・。中森明菜さんが近くに住んでいて、よくここへ来ては「おばちゃーん！」と気さくに声かけてくれて、「いい子だ～」・・・というエピソードなんぞ聞きました。
ところで、六本木の当時「防衛庁」前にあった美味しいラーメン屋さんを、ご存知でしょうか？
「大八」と言う名のラーメン屋さんです。近々工事で壊される予定だそうですが、今も残っていたのは奇跡としか言いようがないです。勿論営業はしておりませんが、当時のまま建物に手直しが無いので、時間経過とともに古くなって佇んでおりました。
昔は大きな「大八」の文字が印象的で、いつも混んでました。実は当時この先は、車を停めておいても駐車違反にならないエリアだったのですヨ♪ あともう一か所、「びっくり寿司」の前を入った、「金魚」というショーパブや「ケントス」が有った墓地の辺り・・・そこも、駐車違反にならないエリアでした。のんびりしていた時代ですネ～♪
六本木が賑わっていた頃の映像がリアルに思い出されて、まるで旧き良き時代への“タイムスリップ “！小旅行をゆっくりと楽しめた一日でした。
皆様の休日はいかがでしたか？・・・お話が楽しみです・・・。
